2013年2月26日

西から帰って来た。

二泊三日の短い旅だったのに、
なんだか随分と長い間留守にしていたような感じがする。
いつもの街も路地もなんだか妙にヨソヨソしい。
土手っ腹にボッコリと風穴が空いて、
ヒュルヒュルと北風が吹き抜けるような侘しさ。
酒を飲んでも何をしても、
その風穴が埋まらないので、
放ったらかしてヒュルヒュル言うがままにさせている。

広島はヲルガン座、岡山は城下公会堂、
で、それぞれ歌って来ました。
ヲルガン座のゴトウさん、
岡山の村岡くん&村岡さん、
スタッフのみなさん、
そしてなにより、
来てくれて聴いてくれたみなさん、
本当にありがとうございました。
人の情けが骨身に沁みる道中でした。
このご恩はいつか必ず。

世界中のほとんどの人が不要とする音楽。
それでもやっぱり意味はある。
自らの力の無さは悲しいけれども、
悲しければ悲しいままに、
それらの歌をぶら下げて、
俺は旅を続ける。