2013年4月11日

気が付けば、
夕方の鐘が6時に鳴っている。
日が長くなったなあ。

ビール味のノンアルコール飲料を飲みながら、
木山捷平の「耳学問」というお話を読んでいた。
ユーモアの底に寂しさのようなものが漂う。
やっぱり味があるなあ。
創作に於いて、
この「はっきり説明出来ない味わい深さ」というのが、
実は一番難しいのではないだろうか。
味わい深さというものは「才能」とかではなく、
その人物の「人生」から醸されるものだから。

そろそろカーテンを引いて電灯をつける時刻。
良い時間に良い読書をしたなあ。