2013年4月30日

降りそで降らない一日。
風が強かった。

上野で、

鬱々とした表情の木像の数々を、
鬱々とした表情で眺め回して、
鬱々とした路上で、
鬱々と不味い酒を飲んで、
鬱々と帰宅して、

牧伸二さんは
真夜中の多摩川の川面を
どんな気持ちで見下ろしたのかなあ、
と、締め上げられるような気分で、
鬱々と座っている。

いっそ明日はザッと降れ。