2013年5月10日

夕方。

さて、スタジオに向かおうか、と外に出ると、
バサバサと見慣れぬ鳥が飛んで来て電線にとまる。
カラスにしては小さいなあ、と思って良く見ると、
鮮やかな黄緑色のインコなのでした。
しかし、鳥籠で飼われているインコより全然デカイ。

うわ!インコだ!ナンデヨ!
と思ってハッと気付く。
同じ電線にとまっている7〜8羽の鳥が、
全てインコなのであった。
ナンデ?ナンデナンデ?

カラスみたいな顔をして、
スズメみたいな顔をして、
何か問題でも?という顔をして、
平然と電線に憩うインコ達。

そーいえば、
以前、夜中に酔っ払って夜道をフラフラ帰って来て、
あ。ネコだ。わ〜い。
と近付いて行くと、
キーッ!と牙を剥いて振り返ったそいつは、
タヌキでした。
ビックリしてひっくり返りそうになりました。

俺の先入観。
俺の常識。
まだまだ狭い。
俺は断片しか見ていない。
世界は混沌の渦の中だ。
故にオモロイ。

野生のインコが近所におる。
オハヨーオハヨー、とか、
ムカーシ、ムカーシ、アルトコロニ、とか、
そんな声で目が覚める朝、
なんて日が来るのだろうか。