2013年5月17日
広島にいる。
9時間に渡って、
貨物車両の直角シートにケツを突き上げられまくって、
ヘロッヘロの有様で辿り着いた。
「さむらい」という、
微妙にモノモノシイ屋号の焼き鳥店で、
9時間の憂さを晴らして二日酔い。
四角いハメ殺し窓の外には、
隣のビルの荒れ果てた屋上。
ビル間の青空。
ハラヘッタ。
10時になったら、
「むさし」という微妙にイサマシイ屋号のおにぎり店で、
おにぎり定食を喰おう、と考えている。
午後はハマケンに会う事になっている。
それから、
ギターをぶっ叩いて、
怒鳴り散らす事にもなっている。
空は晴れている。
足元はぬかるんでいる。
ぬかるむ道は鼻歌で進む。
今日も俺は俺のままだ。
即ち、
ポンコツ街道一直線。
意味も、価値も、何もない。
何もなくても、何でもない。
俺には鼻歌がある。
口笛も。
それだけで充分。
スキップでおにぎり店に向かう。