2013年5月20日

静岡でのライブ終了後、
深夜の高速道路をぶっ飛ばして東京に帰って来た。
共演のherpianoの皆さん、
来てくれて聴いてくれた皆さん、
ホントにホントにありがとうございました。
久々の超接近戦で、人いきれにヘロヘロになりましたが、
素手で掴み合いをするような、
体温感全開の一夜になったように思います。
終演後に若い人々と色々と有意義な話も出来てヨカッタです。
君はもうネトウヨ道に戻ってはイカンぞえ。ハハハ。
また会おう。

今回は移動が極端で老体には堪える旅だったけれど、
なんだかとても良い旅だったように思います。

同日、新大久保では例の差別主義者集団による
「アホアホパレードin新大久保」
(ああいう腐った主張のデモはこんな呼び名で充分)
だったようで、
カウンターに参加出来なくて残念でしたが、
聞くところによるとカウンター圧勝だったようで、
ああ、やっぱり世の中まだまだ捨てたものではないのだな、
と、とても勇気が湧くような気持ちになりました。

俺は基本的に飲んだくれのポンコツ野郎で、
何をやっても役に立たない愚かな人間なので、
偉そうな事を言えるような男ではないのですが、
それでもやっぱり、アホはアホなり、
自分の持ち場で、自分らしく、
生きて行きたいと思っています。

しかし、
「自分らしく生きる自由」の中に、
「個人的怨嗟を差別によって合理化する自由」
は含まれていない。
スゴくアホな俺にもそれくらいは判る。
それも判らない人は俺以下にアホだと言わざるを得ない。
俺よりアホなんて終わっとるぞ。ハハハ。
そんなアホな考えは今直ぐ捨て去る事をオススメする。

最悪のポンコツ野郎の俺は、
藁にも縋る思いで、
ロック音楽にしがみついて生きて来た。
そしてロック音楽はいつでも楽勝で俺を助けてくれる。
それはあらゆる場所から、
あらゆる民族から、
あらゆる文化からもたらされた、
あらゆる「人生のエキス」の混合物で、
だからこそ、
あらゆる「人間」を容認し、鼓舞し、
踊らせるものであるのだ。

故に、
ロック音楽を造り出す者も、
それを愛好し楽しむ者も、
全員、差別主義者の敵だ、
と思いたい。

色々な仲間達と話をして、
少なくとも、
俺のまわりには奴等の味方はいない。
むしろ、みんな怒っていました。
うれしい。