2013年12月2日

旅から帰って、
浦島太郎みたいな心持ちでボンヤリと放心していたら、
あっという間に一週間が経ってしまいました。
そして師走。今年も最後の月に突入してしまいました。
はやい!ヤイハー!

あんな街、こんな街、
過ぎてしまえばみな夢か幻のように感じて、
肉体疲労だけがその現実の証だったのだけれども、
それも回復するにつれ、
いよいよ速度を増して遠ざかる記憶と実感。
味気のないガムを噛み続けるように、
モゴモゴと場面場面を反芻しながら、
それ等を確かめようとしている。

あの街、この街。
まるで擦れ違いざまのハイタッチのように、
出会いを駆け抜けてきた。
久々の再会。初対面。
それぞれの温度。ニュアンス。
会いに来てくれたみなさん、
本当にありがとうございました。

と、東京天沼地方より念を飛ばしている。
聴こえるかー?
まあ、聴こえんわな。聴こえる人、エスパー。
ハハハ。

濡れ雑巾をギュギュギューッ!と絞り切るように
持てる感情を余さず搾り出してしまって、
随分と余計な事を喋ってしまったようにも思えるし、
随分とみっともない醜態を演じて来たようにも思えるし、
今はそっと爪先立ちして何も言いたくない、
押し黙って遠くの方をぼんやりと眺めているような心持ち。
そうして呼吸を整えている。

残るは大阪、名古屋、そして東京。
迷いはない。
走り出す姿勢は保っている。
よろしくちゃんだよ皆の衆。

旅は続いている。