深夜の日高屋で、 チャーハンを喰いながら生ビールを飲んでいる。 真っ直ぐ帰りたくない。 チャーハンを喰いながら、 有線放送を聴いている。
聴きながら、 聴くほどに、
俺ぁ「歌って欲しい事」なんて、 死んでも歌わねえぞ。 俺ぁ「歌いたい事」だけを歌うぞ。 と、 変にむきになったような気分で、 眉間に皺を寄せている。
中華スープをもう一口。
ダメ押しの生ビールが、 なかなか減らん。