絶望的な物思いの中、 うっかりウトウトした目覚めのきわ、 なんだか苦しみから解放されたような、 なんだかウットリとするような、 そんな気分に一瞬なって、 ああ、やっぱり、何一つ変わっていなかったと、 再び絶望の底に叩き落されて、 呆然と放心している夕刻。
最果てに生きる。