2012年3月7日

例えば一枚の絵画に、一節の歌に、一編の詩に、
心が激しく打たれる時、
それ等は「作者の意図」とは関わりなく、
「俺の人生の中」において燃え上がるのだと思う。
精一杯の作者の人生が、精一杯の俺の人生に、
何らかの炎を引火させるのです。

「希望」とか「生きてゆく力」というものは、
他者から与えられるものではなく、
自らの足で探し出し、自らの手で掴み取るものだと考えている。
故に、俺は「誰かに希望を与える」事を目的として
歌を作ったり歌ったりしたくない。

自分自身がギリギリに精一杯に生きて、
その実感を素朴に歌えば良い。
そう思っているのです。