2012年7月26日

室温33℃。
朝から延々と書類の整理作業。
俺は怠け者の飲んだくれだけれども、
こう見えても案外ちゃんと仕事もこなす。
ただ、その仕事が金にならない事も多い。

それにしても今日も暑い。
ジリジリ来る、というよりも、
電子レンジで血液を沸騰させられているような感覚。
開け放たれた窓の外で
ボォ?、ボォ?、と波止場のようなサイレンが鳴っている。

「杉並区からぁ?、光化学スモッグ警報がぁ?、発令されましたぁ?」

若い女性の声に続いて、ボォ?、ボォ?、とサイレンの音。
コワイ。
上京して間もない頃、屋外作業をしている時にこの音を初めて聞いて、
なるべく外に居るなって事だよ、と同僚が教えてくれたのだが、
作業を放って退避するわけにもいかず、
空恐ろしいような気持ちになったのを思い出します。

あれから二十年。今じゃもう慣れっこだ。
「夜霧、でなくて、スモッグが目に染みらあ?」
ボォ?、ボォ?。

身近な人達の中にもどうやら
この夏をノーエアコンで乗り切ろうとしている人が
少なくないようだけれども、
無理をして体調を崩してしまっては元も子もない。
早めに限界を見極めてエアコンのスイッチをオンにする事は
敗北ではない。躊躇するな。

俺はまだまだ楽勝。
汗をかいた分、いくらでもビールが飲めるぜ、
ってなもんです。

うそです。
強がりです。

夕方、高円寺方面をパトロール。
狐の嫁入り。
夏の雨は濡れるに限る。