2012年8月17日

東京だよ、おっかさん。
心のネジを2、3個落っことして、
フラフラになって帰ってきた。

北海道には「道路」があるばかりで「路地」がない。
だから彼等に「路地の流儀」のようなものは
存在しないのだと思う。
路地は俺に力をくれるけれど
道路は俺を擦り減らす。
また路地を彷徨い歩いて
落っことしたネジの替わりを探し回ろうと思う。

ネジやら歯車やらが抜け落ちた装置が
カッタン、カッタン、と淋しい音を立てて動いている。