深夜。
松本駅前で妙に生温い風に吹かれて 改めて思い知る事は、 やっぱり俺ぁ水ん中の油みたいなもんなんだなあ って事だ。 今更しょーがねえ。諦めるしかねえ。
「やっぱりおおかみ(佐々木マキ著)」を 反芻する夜更けの道だ。