2012年9月19日

鬱屈した気分で東横線に揺られてゆく。
辿り着いた場所には、初対面なのに懐かしいような面々が、
もの言わず静かに並んでいました。

その一人一人に丁寧に挨拶をしながら、
それでもやはり鬱屈した気分のまま歩みを進めると、
壁の端っこに押しピンで止められた紙切れに、
特徴のある文字で
「はじめの気持ちを忘れるな!」
と書き殴ってあってありました。
ぶん殴られたような気持ちになって、
危うく涙腺がぶっ壊れそうになりましたが、
半ベソくらいでどうにか持ち堪えました。
横浜まで会いに行ってヨカッタなー。

沢山のモノやヒトと出会ったり別れたりして今日まで来ました。
得たものよりも失ったものの方がより多かったようにも思う。
俺は「はじめの気持ち」を忘れてしまっただろうか?
足が止まる。

おい。
忘れるもなにも、
今立っている地点がいつだって「はじめの場所」なのだ。
全てはいつでもここからなんだぞ!
わかったスヨ〜、
と、また歩き出す。

俺の故郷。地図にない街。ゼロ番地。
そこから撃ち放て。